■2002年8月30日〜9月8日 日産サティオ宮城・本社ショールーム

新型フェアレディZと歴代Z(北米車)との展示会

(1) 宮城県仙台市に本社を置く「日産サティオ宮城」の本社ショールームにて、10日間予定を延長して新型フェアレディZの発表展示会が開催された。以前より交流のあった仙台市のS氏より今回の発表会の為に資料や一部車両の展示協力を頼まれていました。多くの資料はZの第2の故郷である北米地域(アメリカ・カナダ・ハワイ)を中心に展示してみることにした。歴代の展示車両のZが北米を代表するかのようなZcarであった為、普段目に触れる事が少ない米国のレーサーやZcarクラブやグッズをNewフェアレディZの周囲に車と共に展示させていただきました。


(2) 当初は3日間の発表会と言う事であったが予想以上の反響と問い合わせや来場者が来られた為、1週間の延長で10日間と言う事となりました。良かったです私も嬉しい。本社ショールームの中央に展示されていたNewフェアレディZは最上級のブレンボのブレーキを装着したSTバージョン。クリスタルシルバーの車体にタン色の本皮シート。新しく甦った新型フェアレディZ。その新しい未来への船出を歴代の全Z車種がこうして祝福するかのように周囲を囲み何か熱いものがこみ上げてきました。

(3) 期間中ここに展示紹介された歴代Z達を紹介しましょう。まずS30型系の1974年モデル北米仕様280Z。L28インジェクション仕様で当時米国向けにしかなかった5マイルバンパーを装備。素晴らしい保存状態のワンオーナー車です。ナンバープレートはロスアンゼルスに会社のあるピエーレZ社。

(4) 次にS130系。最終モデルの1983年2.8Lターボ仕様280ZX。これも日本仕様はなかった2.8Lエンジンのターボ車。デジタルメーターや英語のボイスワーニングなど憧れのターボZであった。同じくワンオーナー車。ベストコンディション。ナンバープレートはロスアンゼルス・ハンテイトンビーチのチューニングショップ・ALT"Z"社。

(5) 初日の3日間だけ展示されていた日本仕様のZ31ターボ。1989年式。マーカー類は北米仕様になっているが16インチホイールやEUR仕様のフロントスポイラーを装着している。

(6) 後半の7日間をつとめたZ31北米仕様1983年式日産50周年限定車50thアニバーサリー。外装・内装・エンジン共にレストアをされているが残り少ない純正パーツをフルに使ったベストコンディション車。

(7) Z32は北米での最終モデルとなったコンバーチブル。ツインのエアバッグを装備した1995年式。北米でのZ32は1996年がファイナルイベントと共に終了となった。ナンバープレートはZ32GTSでIMSAやデイトナで多くの優勝をさらったスティーブ・ミレンがオーナーをつとめるロスアンゼルス・コストメサのSTILLEN社。

(8) 展示されていたのは車両だけではなくレーシングZのポスターや海外カタログ・帽子やTシャツ。又、海外のZクラブの会報などでした。吉川信氏の許可も得て240Z、350Zの構造画なども片山豊氏のサイン付きやジョン・モートン、ピート・ブロック、スティーブ・ミレン氏らの寄せ書きサイン画も展示しました。

(9) 最後にここでの10日間ずっとZcar達の面倒を毎日見てくれて朝一番に車体を磨いてくれた日産サティオの販売営業の女性スタッフの皆さん。あなた達こそ真のミス&ミセスフェアレディだと思いますよ。有難うございました。重ねて御礼申し上げます。