■2007年1月12〜14日 第?回 TOKYO AUTO SALON 2007  (07/12-13,2007)

・・・ 世界のコンベンションホールとなった、幕張メッセでの"東京オートサロン2007"、レポートを紹介します。
  ただし、今回はNISSAN車系のみの取材レポートとなります。ほとんど午前中しか取材の時間が無い! ・・・

                     
                     
http://www.e-autosalon.net

東京オートサロン 2007年

東京オートサロン 2007年

        東京オートサロン 2007年             
東京オートサロン 2007年 東京オートサロン 2007年 東京オートサロン 2007年

(1) 東京オートサロンも、もう晴海の国際展示場から離れて数十年が経ったかと思いますが、今は第何回なのかな?
 事情は判りませんが、入場券には記載が無い??
 まっともかくこうして国際的にも評価を受ける、東洋一番のアフターマーケットを象徴出来る展示会に進化したことは
 間違いないでしょう。
 今回の展示では、TOYOTA・ホンダ・マツダ・日産など各メーカーも本格参加をしてきています。過去に日産GTRの
 新車発表にこのオートサロンが使用されたりしていました。
 今日、1月12日は最終のマイナーチェンジをしたエンジン・エクステリアなどSチューンを含めた、日産Z33HRを
 取材しに来ましたよ。・・おっMICRAのC+Cがあった、予想外でした。私には、これがサプライでした。


2007年 フェアレディZ 2007年 フェアレディZ 2007年 フェアレディZ
2007年 フェアレディZ 2007年 フェアレディZ 2007年 フェアレディZ

(2) まずは、Z33HRを紹介してみましょう。外観のエクステリアはリーク情報でもお伝えしたように、ボンネットの
 形状がS30を思わせるような、隆起してデザインを採用しています。 
  これは、新型スカイラインと同様なVQ35HRのエンジンを搭載したことによるハイトなエンジンブロックから、
 また左右独立にた吸気システムにより、タワーバーなど形状変更から生じたデザインとなったようです。


2007年 フェアレディZ 2007年 フェアレディZ 2007年 フェアレディZ
2007年 フェアレディZ 2007年 フェアレディZ 2007年 フェアレディZ
2007年 フェアレディZ 2007年 フェアレディZ  

(3) インテリアの関係は、特筆するものは無い(特に大きな変更は無し)のでが、気になっていたフォレストホワイト
  と米国仕様では呼ばれていた、ライトグレーの皮シートの追加があったことです。
  しかし、これは残念ながらシートの追加カラーだけで、内装まではグレーになっていませんでした。
  日本国内では、1月11日がこのマイナーZ33の公開日となっていて、今日までその殆どが秘密にされていました。
  しかし、米国では12月のSEMAショーでこの車体が公開されていました。何故、日本だけが遅くなったのでしょうか
 
多くのZマニアは、デイラーに配布された販促用のパンフレットから知っていたと思いますが、むしろその関心事は
  ロングボディーのVersion nismoなのかな・・。


2007年 フェアレディZ バージョンnismo 2007年 フェアレディZ バージョンnismo 2007年 フェアレディZ バージョンnismo
2007年 フェアレディZ バージョンnismo 2007年 フェアレディZ バージョンnismo 2007年 フェアレディZ バージョンnismo
2007年 フェアレディZ バージョンnismo 2007年 フェアレディZ バージョンnismo 2007年 フェアレディZ バージョンnismo
2007年 フェアレディZ バージョンnismo 2007年 フェアレディZ バージョンnismo 2007年 フェアレディZ バージョンnismo
2007年 フェアレディZ バージョンnismo 2007年 フェアレディZ バージョンnismo

(4) こちらのZ33はバージョンnismo仕様にて約450万円(6速)ほどの専用チューニング仕様車。
  前後の専用バンパー(FRP製)とハイマウントLEDストップランプを装備したウイングを装備。
  また、ホイールは専用のレイズ製18・19インチの鍛造ホイール(新デザイン)を装着している。
  スピードメーターは260kmで、その他もサス・スタビ・サブタワバー・シートなど、各部に専用の
  パーツを配置している。ちっと高めだが、装備からしたらお買い得の仕様かと思うけどな・・。

  なおエンジンは標準のVQ35HR。しかし、コンペッションモデルと同じエンジンを搭載した、公道
  モデルの3.8リッターの”Version NISMO Type 380RS”をこの夏に300台の限定発売を予定
  している。価格は未定だが、500万位のようだ。・・エッ、じゃ、今買ったら損??・・いやいや、進化
  し続けるZには、買い時期はありませんよ。進化は湯川氏の約束です。


2007年 フェアレディZ Sーチューンnismo 2007年 フェアレディZ Sーチューンnismo 2007年 フェアレディZ Sーチューンnismo
2007年 フェアレディZ Sーチューンnismo 2007年 フェアレディZ Sーチューンnismo 2007年 フェアレディZ Sーチューンnismo

(5) こちらはnismoエアロを装備して、前後19インチのnismoホイールを装着した、SーチューンのZ33。
  エンジン仕様等は、標準車体のnismoバージョンと同じだが、エアロを装備したことで、スーパーGTの
 レーシングマシーン思わせるような仕上がりとなっている。もちろん細部の仕様はnismoバージョン仕様
 とは、やや異なるところもある。なお、リアーウイングはカーボン製のタイプを装備していた。
  価格は約400万円。VQ35HRエンジン。
 


2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo
2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo
2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo
2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo
2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo
2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo
(6) 以前から3.8リッターのエンジンの噂がありましたが、ようやくここで具体的に見ることができました。
  この車両は専用のプロダクションレースカーとなります、自然吸気のエンジンですが、車体の補強と
  軽量化に尽くした理想の車体かと思います。外観状では判りにくいのですが、フードはもちろん、フェンダー・
  ドアー・リアーゲートなどドライカーボン製で軽量化を図っています。
  バージョンnismo タイプ380RSーコンペッション 価格は、なんと¥2600万ほど。もちろん公道は走行
  出来ませんよ。まさかとは思うけど、432Rのように10年ぐらいしたらナンバーが付いて公道を走っている
  かも・・。過去に他の例もあることだしね。RS240・・・・・etc・・

2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo
2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo
2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo
2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo 2007年 フェアレディZ RS nismo

(7) ここに2台のVQ38HRのエンジンが展示されていました。
 1台はプロダクション用に車両に乗っていましたが、単体のエンジンはレース用に別供給するので
 しょうか。聞きそびれた・・。(後で聞きます。)
 カーボン製のインテークマニホールドは、軽量化でしょうが、このHRエンジンからは、このマニー
 ホールドは通常車両も樹脂製となっています。それでも、プロダクション用のエンジンとは、かなり
 仕様が異なりますね。とても参考になります。
 通常タコ足(EX)と呼ばれる、等長のヘッダーは仕様が全然違いますね。
 


加藤博義 湯川伸次郎 加藤博義 湯川伸次郎 加藤博義 湯川伸次郎
加藤博義 湯川伸次郎 加藤博義 湯川伸次郎 加藤博義 湯川伸次郎
(8) 午前中の10時から開発に携わっている湯川氏と加藤氏もよるトークセッションがありました。
  もうこの両氏は、周知されていると思いますがフェアレディZ(Z33)にずっと開発から商品化まで全般を
  統括してきた湯川氏と、その実車両をテストドライブしてきた職人、加藤博義氏です。
  もう湯川氏については何も解説は必要無いかと思うほど、現代のZの顔として各雑誌等でおおくのコメント
  を重ねておられますね。でも、こちら加藤氏は昨年のNHKのドキュメンタリー"プロフェッショナル"で、人間
  精密センサーと呼ばれた名工。カルロスゴーン氏の推薦があって認められた国家承認の方です。
  そのドライビングテクニックを初めて見た時は、驚きと感動をしました。当時は撮影が禁止で、加藤氏の名前
  すら聞くことが出来ませんでした。企業秘密兵器だったのかな。
  でも今は、こうした影の存在が認知され、紹介されてきたことは、嬉しくもあり頼もしいかぎりですね。