■ NISMO FESTIVAL at FISCO 2001 〜番外編〜 12月1日前日レポート <PART 1>

ニスモ・フェスティバル2001の前日である12月1日(土曜日)の午後から行なわれた各マシンのコースセッティングのレポートです。
非公開日ですがファンの皆さんの為と私の為にアップしました。オッホッホ。

(1) 米国日産を代表するレーサーと言えばスティーブ・ミレン氏。Z32GTSで数々のチャンピオンシップを獲得したヒーロー。
   えっ!この人誰?ご自身でタイヤに空気を入れている意外な姿でした。
   素敵な奥様と来日。スラリとした美人のジェニーさんでした。お2人共、出身はニュージーランド。
   来日車両は'94デイトナ仕様Z32GTS。今回同行した2人のメカニックはエレクトリック・モーティブ社のスタッフ。


(2) さあ、お2人目はジョン・モートン氏。初代米国日産モータースポーツの名を全米に広め轟かせた人物であるレーサーはこの人。
   現在もなお現役のレーサーでもある。えっ!この人っていくつ?
   彼も同様に奥様を連れての来日。元気でユーモラスなシルビアさんでした。
   同行した米国日産モータースポーツのスライ氏はメカニック担当。コースセッティングでファイナル(デフ)のギア比を交換していた。
   車の下に居るのがスライ君。
   来日車両はBRE510。トランザムレースでアルファロメオGTVやBMW2002を尻目に2年連続優勝した。

 
(3) 日本のCカーを代表するR92CP。'92年のデイトナ24thで同型のR91CPが優勝した時は日本中の日産ファンが興奮した。
   ちなみに'93年はトヨタのCカーがこのデイトナで優勝し日本の自動車レースカーの素晴らしさを全米に響かせた。
   2台のR92CPがエントリー。今回のフェスティバルには日本を代表するレーサーの星野氏は腰痛の為欠席となってしまった。
   誠に残念である。エンジンはV8ターボ。

(4) 今回のイベントで中心的車両のグループとなるZマシーン。S30(240Z、432、LY20)の往年のS30型Z達。
   ニスモは今回のイベントの為にクロスフローLY20エンジンを搭載した240ZGをフルレストアした。この23号車である。
   昨年のヒーロー役を果たした長谷見氏や土屋しげる氏など多くのレーサー達がリラックスしたムードで自分の乗る車や
   来日したZ32GTS、BRE510を目にしていた。
   240ZG-GTSのワークスオーバーフェンダーや3分割Rrスポイラー。ワタナベのコンペホイール。
   昔皆が真似して付けたスポイラーやフェンダー。規制が厳しかったあの頃・・・。オオッマイ街道レーサー????

(5) 再びZ32GTSの細部をレポート。ここらへんは僕の趣味かな。
   リアカウルに使用されているRrテールランプは一般市販車の純正テールランプとハイマウントS/Tランプ。
   ウィングは半固定タイプ。フロントカウルの各ライト、ランプ類はレタリングによるダミー。
   一般市販車であるZ32型を意識している為、より市販車に忠実に再現している訳であるが24thレースの為に
   ヘッドライトは左右のカバーの中にある。
   フロントのエンジンはV6ターボ・ツインカム。リアの大型インテークのダクトは左右のブレーキとドライサイイプのミッションOILクーラー用。