■2002年5月 7th Z-car West Coast Nationals のレポート <PART-1>

第7回となるZ-car West Coast Nationalsが今年もカルフォルニア州オレンジカウンティーにて開催されました。

(1) ストリートの一部約1000mを遮断してのEvent。全米と言ってはオーバーかも知れないけどフロリダ州・テキサス州・オレゴン州など2〜3日をかけてZで乗りつけ参加して来る。ここ2〜3年で急激に参加車輌が増えてきました。今年は昨年以上に約400台以上となっている。毎年、顔なじみの連中も多いけど昨年はサフェーサーの下地塗装であったZが今年は美しいレッドパールに仕上げられていた。

(2) Z32NA。フロント・サイド・リアアンダー・リアウィングと全てスティレン社製のエアロスポイラーできめている。純白のストレートホワイト色で日本仕様では設定の無い色。スポーツZマガジンで紹介された1台。フロント・ストラット・タワーバーはスティレン社でも取扱いはじめたタイプ。

(3) カルフォルニア州内のチューニングショップのS30。詳細を聞けなかったので紹介が出来ません。ゴメンナサイ。 (4) 塗装・仕上がり共にアメリカン・スタイルのS30。エンジンはV6。リアスポイラーはポルシェタイプだけどS130のZR(米国のみ)に純正使用されている。

(5) 4月のポモナのスワップミートで売り出されていた4WD・V6のGS30。$7800だったかと思うけど売れたのかな?4WDとしての足回りは正統派の仕上がりをしています。バッチリ!! (6) Z32のフードの裏側に貼られたクロームの板は米国で流行りはじめている。いろいろな手法があるけどアメリカ人っていろんな事考えるよね。これもいかに安く自分のZをアピールするかにかかっている・・・と思う。

(7) ご存知日本のサスペンションメーカーJIC。JICマジックとして今年米国に進出。今やサスペンションだけではなくマフラーやエンジンパーツやエアロまで手がけている。詳しくはまだ判らないけど、どうやら米国のZIELモータースポーツに開発協力しているようだ。展示してあったZ32にクーリングファンは付いていなかったけどもっと見たかった。日本のレーシングシーンで多くの活躍するJICのパーツ。今後の米国内での展開を期待したいと願います。

(8) 今年、Z31系やS130系が減っていると思っていたけど、多くのZ31やS130が参加していた。詳細に1台1台をチェック出来なかったけど派手なドレスアップやチューニングだけではなくオリジナルを良いコンディションで保存しているZも多かったよ。

(9) まったくのフルノーマルZ32(最終モデル)ターボだけど第3回、4回、5回、6回とモータースポーツオートのEventOEMのベストインクラスを受賞している。このまま毎年ベストインクラスを受賞し続けるのかな。

(10) 今回、元気バリバリのS30系。レストレーションはもちろん、チューニングもドレスアップもピカイチ車がいっぱい。モータースポーツオート社の商品でもたぶん一番ラインナップが多いパーツの車種でもあるけど生廃のパーツも一段と多くなってきた。

(11) ご存知ジョニーさんの240Z。Gノーズを付けたこのイエロー(パール)の240Zを一躍有名にしたのはMr.kこと片山豊氏の所有車であったこととレプリカモデルをJ'sテーポが企画して日本に持ち込んだ事は解説はいらないかな・・・。

(12) S130のコンバーチブル。カルフォルニアには有名なコンバーチブル・ビルダーの会社が2社ほどあるけど、その内の1社で作られたCV車。ドアミラーではなく日本的なフェンダーミラーにしてある所がこのZのミソ。グッドな1台でした。

 
(13) 2年前のMSAのイベントに3〜4台のサフェーサー仕様とブラック色のコブラ仕様で参加していたKitカー。ベースはS30やS130・Z31などでエンジンもL6・V6・USAV8とバリエーションも多い。こうして3台もバッチリ並べられると圧巻だよね。Kitの価格は聞かなかったけど興味ありますか?リクエストがあればお尋ねしておきますよ。

(14) 1979年のS130。外装・エンジン共にほぼスタンダードだったけど、フードにワンポイントで描いた1台。ワシントン州から来ていました。

(15) ちゃんとSP・SR系のフェアレディも来ていましたよ。米国ではダットサン・ロードスターとしてZとは分けているけどフェアレディとして同じ事は知られています。しかし今年もレス・キャナディーは来ていませんでした。どうしたのかな?

(16) 1983年最終型の280ZX。NAだったけどフルノーマルで美しかった1台。