■2007年4月27日〜29日 12th Z-car West Coast Nationals のレポート <PART-1>

  今回は1年半振りの渡米となり、米国日産がLAから撤退後、初めての訪米となりました。
  WNCレポートの前に、たまには現地の事情や他のショップさんなど友人を含め、紹介したいと
   思います。  ・・ 雑務を含め、何をしてるのか知りたいでしょ・・・。

 米国に20年以上も行っていると、偶然知り合った米国人や現地の生の情報などから多くの友人や優良
 ショップさんなどとも知り合えました。 正直、僕らは日本でも小さな日産系・Zのショップですが、地道な人脈
 作りで友人も出来、情報も入り、パーツなどの購入も信用も構築 出来てきたかと思います。 言葉や文化の
 違いはありますが、人との信頼や友情を育んで行くことが、もっとも大切な事だと私は思いましたよ。

 ・・・2001年"アタックオン911"って判りますか・・。この時、滞在していた日本人にとっては、大変な時でした。
 ワタシモ・・・ヒェ〜・・
でもこの時の約2週間は、私にとっても米国の人々を肌で実感した貴重な体験
 でもありました。 ミニカーShopの社長の○○さん(エブロ)は、LAXの空港で寝泊まりしたとか・・。
 約束では、LAで会えませんでしたね。 BREをよろしく・・。
 再度、あの時お世話になりサポートやアドバイスをしてくれた米国の人々に感謝いたします。
  星条旗よ永遠なれ々々々・・・合掌。Thank you                   


510 TRSのショップ 510 TRSのショップ 510 TRSのショップ
510 TRSのショップ 510 TRSのショップ 510 TRSのショップ
(1) ここ数年で急激に雑誌などで取材を受けているLAの日本車(特に旧車)や、それを所有するオーナーやSHOP
が紹介されていますね。  ・・・今回はその中でもダットサン510(日産のブルーバード)を愛し、専門にチューニングして
いるTSRを訪問してみましょうか・・。Hi、SuperMario

彼とは、もう10年以上の付き合いになるでしょうか。1年ほど前から日本の雑誌で紹介されるようになってから、
一躍有名人なったかと思いますが、気のいい陽気なヒスパニッシュ系の血を持った、でも仕事もしっかり出来る職人と
して尊敬出来るガイ(奴)ですよ。
日本で有名になった"DATSUN BOYs"の510。SR20DETのターボでインタークーラーからパイピングなど彼の手による
芸術的な仕上げによる仕上がりは、最高です。 使用した多くのHiパフォーマンスパーツは、日本製の東名パワードや
nismo・OS技研・HKSなど熟知した選択やフィッテイングなどがこの仕上がりと実力を発揮しているかと思います。

510 TRSのショップ 510 TRSのショップ 510 TRSのショップ510 TRSのショップ
510 TRSのショップ 510 TRSのショップ 510 TRSのショップ
510 TRSのショップ 510 TRSのショップ 510 TRSのショップ

(2) 画像は以前、マリオが経営していた旧Shopでの写真です。向へ隣には、日系人のMr.Fujitaが経営する
"ENONVATIV"があり Fujitaさんには私も大変お世話になりました。 
このFujitaさんは、現地LAでも大変有名な日系人で、日本車をメインにチューニングした、米国スポコン雑誌
の先駆けとなった "インポートチューン" に何度もも紹介されたショップです。
この時、マリオのショップには日本仕様の510クーペ(米国仕様は存在しません)や、バンなどがありました。
(基本的に米国内では、右ハンドル仕様は乗ることが出来ません。)
マリオは510の車に関する、資料やグッズ・アイテムなど小物のコレクションも凄いものですよ。
僕らは、この時から彼をスーパーマリオと呼んでいました。ピッタリでしょう・・。


ピエーレのZショップ ピエーレのZショップ ピエーレのZショップ
ピエーレのZショップ ピエーレのZショップ ピエーレのZショップ
ピエーレのZショップ ピエーレのZショップ ピエーレのZショップ

(3) さて、LAのZショップと言えばこのピエーレZセンターを言うしかないでしょう。
このピエーレとも15年以上のパーツやエンジンの輸出をしてくれた、当社の協力店でもあります。L型エンジンは
もちろんSR(ロードスター)のエンジンなどや、絶版の部品も彼から調達しました。
名前から判るように彼はフランス系の移民です。ワイフもフランス・マヌカン美女・ダニエルさん。
チーフエンジニアのロビートは、何故かS20のエンジンを持っている。
一部古い画像が入っていますが、今はピエーレやダニエルはあまり来て居ないようだった。


Z ワーロド ALT Z
ALT Z ALT Z
クラッシック DATSUN
クラッシック DATSUN クラッシック DATSUN クラッシック DATSUN
クラッシック DATSUN クラッシック DATSUN ジョン モートン
クラッシック DATSUN クラッシック DATSUN クラッシック DATSUN

(4) その他、CAにはいろんな日本車を扱う多くの、Japanes Car Specialists Shopがあります。
"ZWARLD"、"ALTZ"、"Classic DATSUN","DATSUN ALLEY ",etc,,,,/////
かなりも面白いShopが、一杯ありますよ。旧車のファンには、たまりませんね・・。


WCN 12th WCN 12th WCN 12th
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(5)さてと、今年の"WCN 12th"は、カテラの通りから離れて、遠くレイクサイド(湖の畔)で開催されました。
例年のアスファルトの通りから離れて、涼しい湖畔の畔はたいそう心地よく、地面からのカルフォニアの照り返し
も無く、初夏のLAを満喫出来ました。
よ〜くっ見て、サインをしているのはジョンモートン氏です。240Zの構造画を制作したShin吉川氏も一緒に参加
、急場のサイン会や記念撮影もしました。
構造画に一緒に写っているのは、ジョンのカルフォニアのIDカードです(笑い)、超若い!
恋人のカレンさんとも、もう10年以上の知り会いであり友人です。2年振り位かな。再会でした。

おっと、米国ニスモの赤い350Zは、先週までニューヨークのオートショーに展示してあった実車です。
基本的には、日本車と同じですがフロントのバンパーグリルの形状などが違います。
また、限定の販売車両にはシアルナンバーの刻印専用USAnismoのプレートが付けられます。


WCN 12th WCN 12th
(6)この280Zを見て、S30最後の限定車と判る人は、かなりの通です。
もうほとんど、見ることは無かったブラックパールの5速仕様・専用グラフィックライン入りです。
2台ありましたが、1台は超美車でした。もう1台は、そのまま使用しながら年月を経た感じでした。
1978年の最終型です。保存状態の良さと美しさに敬意を評します。

WCN 12th WCN 12th WCN 12th
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(7)さてさて、ここにもう1台のスペシャルな限定車が存在しています。
こちらのZは、多くのS30ファンは周知のことと思いますが、私は今まで4〜5台しか見たことがありません。
駐車したまま2年以上放置したままのサカンドオーナーや(最初のオーナーは女性だった)、フリーウエイを
かっ飛ばしていた現役の280Zとかでした。
このS30は、ワンオーナーの所有車で、ロングビーチグランプリのペースカーを勤めた由緒ある280Zでした。
通称"イエロー28"の超美車でしたが、この後、6月の再訪米で個人的に再会しました・・・後で書きます。
1977年製造280Z・・・・

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(8) ざっと各歴代"Z"の紹介や会場の様子をランダムにアップしてみました。
 ここは初めての会場となりましたが、整然とクラス別に整列された印象は、とても初めての公園の

 中とは思えない、スタッフの苦労やシミレーションの跡が伺えられます。ご苦労さん!
 写真では、あまりに日射が強く、コントラストの陰影が強くて見づらい画像となってしましました。ごめん
 なるべく若い人達を選んで撮影しましたが、やっぱり年齢層は高いね。それとファットも・・・。


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(9) ここカルフォニアの地には、いくつかの"Zcar"クラブが存在しています。
  ロスアンゼルス・サンディエゴ・サンフランシスコetc・・・・。どこのクラブでも同じですが、クラブ仲間の
 結束意識や、毎月のミーティングなど活発に地元のNISSANデイラーの協力を得ながら、活動をして
 います。 遠く、海の向こうから毎月クラブの会報を送ってくれたり、電子情報をメールで知らせてくれ
 ます。 多くはジョークやユーモアを交えたものが多く、Mr、K氏も眉をひそめて笑っていました。
 ねっ、広報のジョンハリス。 そしてご高齢になってもいつも元気なフレッドジョーダンさん。

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(10)今回の訪米では、重要なミッションを持って来ました。 それは、ローマイルのZ32ツインターボを見つけて
 来ることでした。マニアル仕様の加修理歴の無いZ32です。 私の目を信頼されての依頼でした。
 直接私が車両を点検して、オーナーと話をしてその履歴(ヒストリー)を聞いてくることも、重要な役目でした。
 そしてここに1台のZ32ターボが存在しました。 このZ32ツインターボは、以前からよくこのイベントで見かけた
 車両でした。(過去のレポートに出ていますよ、WCN"Z"にね。)
 もちろんワンオーナーの9.000マイルの超ローマイル車・1996年スペシャルエディション。
 本人希望価格は$35.000でした。 いつもこうしたイベントへの参加時には専用のマイキャリアローダーを
 持っていて、それに積載して来ていました。 その時も、前側はパネルで覆って、飛び石からのキズを受けない
 ようにして運んでいました。いやっ〜感服・・・。
 今回、手放すことを決めたのは、北の方で引っ越しするために、雪や塩害を受けない地域に残すためだと言って
 いました。 そこらかしこにMr.K(片山 豊氏)の直筆サインがありました。
 価格的には厳しいものがり、今後の交渉か、他を探すか、かな・・・・。