■2007年4月27日〜29日 12th Z-car West Coast Nationals のレポート <PART-2>

■ この時期の米国は、日本と同じ初夏の始まり。 でも湿度は全然低くさわやかな暑さです。
  朝夕は肌寒く、でも日差しは全然日本より強く、1日屋外にいると真っ黒に日焼けしてしまいます。
  でも、私達日本からのガイは早朝・深夜まで忙しく動き回ってCA州内を、荒らして?いました。・・・
                                    


(11) 探していると、もう1台のローマイルZ32ツインターボ・5F車を見つけました。
 1991年製・スーパーホワイト色・インテリアはブラックレザー・13.700マイル・ワンオーナー・ウンドー
 プライスなど総てのレコードとタイトルを保管していました。
 オーナーは少し前に、当社の"DATSUN FREEWAY"のブースに来てくれていました。 完売した日本の
 "Z"の本(ライトニング)を盛んに要求していましたが、後ほどコンタクト後に日本から発送を約束していました。
 もっともこの日は、彼は売る気な無く、通常に展示していただけでしたが、今度は私の方から盛んにアプローチ
 を掛け、売らないかと聞きました。 ようやくどうしてもならと$35.000を提示していました・・・。
 あれっ!これってグリーンのZ32と同じか・・・。 でも売る気は無さそうでした。
 Thank you

(12) その他、私が気になったZを見て見ましょう。 Z32は美しいですね。S130系やZ31系などはオリジナル
 仕様が目立っていました。 このオレンジ色のZ32は、私がもっとも気に入った1台でした。
 日本では減って行く一方かのZ32ですが、こちら米国ではZ32は、まだまだ高級スポーツカーです。
 別の日に、LA内の解体屋を奔走していましたが、Z32の解体車両は1台も有りませんでした。
 この数年の記憶でも、今まで2台しか見たことがありません。
 (米国内の解体パーツはぎ取りレポートは、後で書きます・・・。)


(13) Z32系のエンジンルームを覗いてみましょうか。 
 色々な思考や形状をしたインテークヘッドが有りました。 これは初めて見ました。
 ちょっとしたカラーリング・塗装の変化や、カラーコルゲートチューブなどの演出が上手ですね。



(14) 今回の渡米には、その他のミッションも有りました。 それはS30系のエンジンスワップの資料
 収集です。 エンジンだけでは無く、その他の仕様も多くの資料を必要としました。 こうした改造などは
 こちら米国が本場です。 また、見せる仕様・演出も一級品と私は評価しています。
 今日までDFが仕上げてきた、数々の車両もこうした米国でのカスタム仕様車が、参考になってきました。


(15)さてと、ダットサン フリーウエイのブースはどうなっていたかと申しますが・・・。
 いつもの常連・知人が来てくれました。 "Hawaii Z car" クラブの会長・リーさん夫妻と娘さんの昨年
 大学を卒業したジェニファーさん達。 510のマリオショップの常連顧客仲間達。 ベイカーズフールドNISSAN
 から来てくれた、ジェレミーさんなど、旧友たちとも再会出来ました。

 サプライはジョン・モートンさんでした。 朝、来るかもとの情報は得ていましたが、約2年振りの再会でした。
 急あつらえのサイン会を、ここでしてくれました。 私へのサインは、無理矢理Shin吉川さんから頂いた、デル
 プラドのBRE240Z・ミニカーBOOKへでした。 もちろん、記念撮影もね。
 このミニカーは、あっと言う間にShin吉川氏のBRE240Zの構造画と共に、即完売してしまいました。

 ジョンからは、このデルプラドBREを欲しい・それから以前くれたミニBREも欲しいと嘆願されて頼まれました。
 ミニBREとは、タカラのチョロQの事です。でも、これって限定品なんだよな・・。・・・OK、約束は守ります。


(16)午後の2時半を回ると、恒例の各クラス別・入賞の発表会の会場となります。
 野外ステージと簡易テントには、Zのオーナー達が集まっています。
 MSAの社長スミスさんや、顧客担当のサル(サルバトーレ)が、壇上から発表して
 いました。 毎年のことですが、最後に総てのグランドウイナーが紹介されますが、
 私達は、時間の関係で総ては見ていませんでした。 ごめん!
 右の3人さんは、北米nismoのスタッフと、日本から駆けつけた中辻さんでした。

(17) 帰宅となりましたが、シルバーの240Zは、グループZの会長のピーターセンさんと
  黄色い240Zは、ジョニーさん(Mr.Kの秘書)です。 くっついているのは、、、私・・です。
  お疲れさまでした。 ハイ!日本的な挨拶でした。 また来年会いましょう。
  と、言いつつ、この2日後にジョニーさんからパーツ依頼のメールが届きました。
  (6月に再会しました。)


(18) 別の日程の日ですが、2ヶ所の工場で研修もしていました。 これもミッションの一巻です。
 一つは、個人の"the Z WARKS" 、教えてくれたのは、Tomと言う、元ロッキード社の機械エンジニア。
 名前の通り、240Zのコレクターであり、Zカー・ガイです。 半自動溶接はもちろん、TIG溶接、アルミ溶接、
 ステンレス溶接など、総ての実演を指導してくれました。
 さすがは、航空機会社のエンジニア。 手動での溶接は綺麗だった。
 Tomさんの所有する数台の240Zは、どれもまともではなかった・・・すごい、絶句・・・・。

 もう一方は、Shin吉川氏の秘密工房(実際に公開はしていない。) TOYOTA2000GTが数台、置いて
 あったし、アルミの・・・・・言えない・・・。
 まっ、知ってはいたことですが、多くは話せません。 Shinさんから指導していただいたのは、完全なるハンダ
 盛りの実践指導と、その応用でした。 アルミの板金技術はイタリア滞在時代のマイスターの技です。
  2日間、泊まり込みでお世話になりました。 本当にありがとうございました。


(19) ここカルフォニアで鉄板臭い、オヤジ達から離れてエンジョイ出来たのは、ここの高校生、セブンティーンの
  サマンサちゃんのおかげでした。 Shinさんの工房でアルバイトをしていた彼女は、明るく笑顔を絶やさない、
 好奇心旺盛な女の子で、僕らのアイドルとなっていましたよ。 おっ!生の金髪いいな。"We loveing Sam"
 黄色のマツダロードスターは、ワークスのチューウニング・マシン。 これで近くの405号のフリーウエイをカッ飛び
 ました。 ハイ、遊んでいました。 その他、F150は米国のトラック・・でかい!!   

(10)え〜っと、最後は解体屋です。 でもここでのミッションは、重要な課題を含んでいました。
 もう日本では、考えられない30年以上も前の解体自動車が、一杯あります。 山積み・・とんでもない。 平置きの
 親切・整列しています。 入場料は2ドル。 手の甲にその日のスタンプが押されます。
 撮影は禁止なのですが、少々は撮れました。 1日中回っていると、手の甲はスタンプだらけ・・・。
 入り口で、顔見知りのスパニッシュから、おまえら本当にツーリストか?プロのパイレーツだと言われました><。

 
S130後期のフェールゲージユニットAssy・同じく後期のアナログスピードメーター・Z31オートエアコンのAMP・
 Z31マニアルのプロペラシャフト・S130 4シーターのワイヤー式サイドウインドーユニット・錆びて無いショート
 パーツの数々・・・。 探しました。 中古車もね。(上段の大型トラックはエコロジー解体の回収車両です。)
 こうした中古のパーツは、日本の業者さまや個人のお客様からの依頼を遂行しています。
 また、米国日産からしか供給されていないリビルトCPUユニット(画像はZ31用)なども、入手してきました。

 ここまで熟読いただき、ありがとうございました。 こうしたダットサンフリーウエイ社の海外活動を紹介させていた
 だきましたのは、初めての試みです。 この時の訪米での活動は、ほんの一部です。 Stillen社での返品と、交換
 パーツの受け取りや、個人のオーナーからの中古車面接やオークションの参加など割愛しています。
 もし、ご意見・ご感想などありましたらお知らせください。
 ビバ アメリカ! see you soon again ・・・Thank you (Hiro記 2007/04)