DATSUN FREEWAY Show Model/STILLEN 300ZX製作 <PART 1>

(22) 先に完成していたエンジンを載せる準備をする。フルフロートベアリングを採用したNewタイプのHKSのタービン。チューナーによってはフルフロートベアリングに批判的な人もいるがフィーリングとトルクを好む人には旧タイプをおすすめ。

(23) 本来の作業手順はオールペイント後にエンジン&ミッション載せとなる。エンジンに火を入れる前にOILを十分潤滑させてやりコンプレッションなど測定する。当然の事だけどね。

(24) ガラスの取付け前にダッシュボードの前部ダクト・デフロの部分の補修を行なった。ほぼ全部のZ32に同様の現象がうかがえる。めくれ上がった部分に合成ゴム系接着剤を塗り込む。又、補強と作業向上の為に切り口部分に瞬間接着剤と促進剤を併用した。

(25) Rrバンパー、スティレン社のGT-Zアンダースポイラーやサイドパネルなどウレタン軟質樹脂バンパー/スポイラーにはそれぞれ専用のサフェイサーや軟質塗料を使用する。低温焼付けと言っても70℃位で加熱処理する。型崩れしないようにそれぞれ専用のジク型に入れて塗装をしている。

(26) HKS製Vプロの取付けとセッティングの為、横浜にあるシフト社へ同車輌を輸送。

(27) 特注スティレン社製カーボンRrウィングの塗装。カーボン・ケプラーの美しさを失わない様に2工程に分けてウレタンハードコート塗装をした。

(28) ようやく空輸されたオールステンレス製スティレン社のZRマフラー。以外と音は静かで後日栃木日産工場のオーバルテストコースで走行した時も他社日本メーカーに比べて最も静かだった。ちょっと表し抜け?

(29) HKS製F-conVプロは専用台を作って安定した場所に固定。目に見えない所もしっかりとした仕事をしたい。

(30) 全世界の大レースシーンで多くのシェアを誇るAPレーシング社の4ポッドブレーキ・キャリパー&ワンピース・ローター。今回は低価格の販売を目指しスティレン社が新設定したブレーキKitを採用してみた。

(31) 同じく同時輸入したアイバッハ・スプリング(非等速タイプ)。オーリンズのダンパーと共にヨーロピアン・タイプの足元を選んだ。

(32) ようやく外観・エンジン類がほぼ完成した。とくとご覧あれ。今回外装の塗装はスカイラインGT-R/Vスペック・タイプVのマジョーラ・カラーと同規格の塗装。チューニングしたエンジンであるがその外観・色使いの配色は内装(車内)と共に統一したアメリカン・スタイルを模倣してみた。クローム・メッキは日本の業者と米国の業者に依頼した。


(33) 車内の仕様についてはスティレン社の中にあるスティレン・デザインとプロダクトした。新商品開発部に依頼し米国スプート社製最上質牛革を使用した本皮シート/内張内装を採用した。バックシート刺繍やシート地のエアーホールなど完全なシート地を製作・送ってくれた。色の指示は32色にもわたり又、デザインの変更やツートンカラーの仕様もある(別写真参考)。その他カーボンパネルやスティレン社SMZの特注カーボン・シフトなど細部にも良質の仕上がりをほどこしてみた。まだハンドルや別途メーター類の取付けなど未定の個所も多く残っている・・・。

(34) STILLEN社のURLのロゴを製作。コマーシャル協力。又、弊社のURLのロゴもヘッドに表示した。ボディ側面へのデコレーションやコマーシャルも準備しなきゃ・・・。