■作業内容続きです。・・・Partー2・エンジンチューニングとなります。

                Partー3・エクステリアの制作中
         


17)パワーエンタープライズ社のパーツキットの中には、かなりの良い選択されたパーツが付属されています。
  たとえばこのステンレス製のスタットボルトや同じステンレス製のワッシャーやナットなどです。
  VQエンジンのEX部のスタットボルトは亜鉛メッキしたスティールボルトでした。頭の部分がヘキサゴンタイプになって

  いるのは感心しましたが、こうした高熱しさらされるヶ所は超鋼ボルトが使用されています。
  Z32のタービン付近に使用されているボルトは、この超鋼ボルト(色が黒色)が使用されています。
  たぶんVQのエンジンは、ターボ車のように熱が蓄積されることが無く、また風の流入が良いエンジン設計
  や、こうした努力をしているので必要無いのでしょう。


(18) まっこれほどまでにVQのエンジンは変わりました。
   軽量化のためのアルミブロック、まったく新採用の冷却パイプなど。
  いつかチャンスがあったらこのエンジンの開発秘話でも調べてみます
(19) IHI製タービンは高性能で
   信頼 度の高いタービン
   です。 IHIって判るよね。

(20)付属のインジェクターに交換します。追加インジェクターが多いなか良い選択と思います。
  ずいぶんと小型化されましたね、性能の信頼性もアップしてると思います。
  欧州のインジェクターなどは、まだまだ大型ですが耐久性を見守りたいです。
  詳細は記しませんが、取り扱いは慎重にね。マニアルはしっかり読みましょう。
 

(21) その他の付属パーツの点検も忘れずに!
   インタークラーやラジエターの交換など、多くのパーツが追加・交換の対象となります。
   また、インタークーラーのパイピングなどは、クロームメッキ加工に依頼するため、仮組立の必要性が
   あります。面倒ですが、後の作業によけいな間違いなど防ぐことが出来ます。

(22) 一部の作業例ですが、ただキット化されたパーツを組み立てているのでは無く、上記画像
   のように、耐熱対策を他のパーツを吟味しながら選択し、構築していきます。
   ある意味地味な作業の積み重ねであり、プロとして思考しながらの経験を積み重ねて
   育っていきます。結果はおのずと付いてくるのです。合掌!!自我自賛??
   こうゆう所を良く読んで、チュウーニングShopを選びましょう。見えない所ほど技術と職人
   技が、こだわりが見えてきます。これは一つの見極めの基準ですよ。

(23)純正のオイルプレッシャーSWですが、ここに加工オイルラインのアダフターを取り付けて、2個のタービンへ
  オイルを供給します。リターンのオイルはオイルパンの交換となります。下記へ


(24) このVQのオイルパンは従来のイメージとは異なって、大変小さな物でした。容量は以前と変わらない
   ようですが、今回はWのタービンからのリターンオイルのために形状が大きくされて、また冷却性の良い
   パーツ(付属品)に交換いたしました。冷却はOKでしょう。

(25) 画像は仮組みをして、各パイピングを確認しています。曲げや削りなどかなりの部分で
   加工を要します。今回はパイプなどクローム加工をするため、確実な組み付けをしました

(26) 色んなパーツをクローム電気メッキをしました。普通はクロームメッキでいいのですが、最近は多様な
   クロームメッキ方法がありますからね。高品質な電気メッキを起用しました。
   画像はほんの一部ですがね。今回はスパッタリングと呼ばれる蒸着メッキを一部依頼しましたが
   未だに納品されてきません・・。これは次回までのお楽しみ!

(27) 完成したエンジンの全体画像です。インテークヘッドは赤での結晶塗装です。
   ハーネスなどは、定番ですが色のコルゲートチューブに交換しています。これでずいぶんと
   雰囲気が変わりますね。その他、ホースやバキュウムホースも赤のシリコンホースに交換します。

(28)いつも感動なのがこのエンジン載せでね。究極の車好きならではの快楽仕事です??
   エンジンが掛かるまで心配?いえ、全然有りませんよ。自信があるから当たり前の結果。
   美しいでしょう。このメカニックがたまりません、同じ仕事をしているなら判るかと思います。
   完成度が美しけれが、その信頼度も高いものがありますよ。本当にね
   前側のコアはインタークーラーです。説明は必要無いでしょう。加給気の冷却です。
   ターボチャージャーは加給器です。 

(29)熱価が高くなるので1段上
  のタイプへ交換します。
  ロングストロークのピッチとなります
(30)容量の大きいラジエターです。
 容量は不明ですが、2.5倍は
 あるでしょう。

(31)強化スタビライザーに交換します。Stillen社のキットでのパーツを選んでみました。
   このパーツの面白い所は、角度の調整が出来ることです。アンダーとオーバーステアなど
   ですね。